ハノイへの愛を漆絵に託す日本の女性画家濱田恵理子

(VOVWORLD) -9月、ハノイで、女性画家 濱田恵理子さんは「漆絵で見たハノイ」をテーマとした個展を開きました。

今日のこの時間はハノイへの愛を漆絵に託す日本の女性画家濱田恵理子についてお伝えします。

さる9月、ハノイで、女性画家 濱田恵理子さんは「漆絵で見たハノイ」をテーマとした個展を開きました。この個展はハノイにある建物を題材にして18ヶ月間にわたり、濱田さんが描いた漆絵9点とスケッチ画4点が展示されました。

1988年に日本で生まれた濱田さんは2012年、東京にある多摩美術大学を卒業しました。翌年の2013年、ベトナムに来て、絵の教師として仕事をしていました。

ハノイへの愛を漆絵に託す日本の女性画家濱田恵理子 - ảnh 1
濱田恵理子さん

2017年、濱田さんはハノイにあるバー、カフェ、芸術作品の展示スペースであるマンジ・アルト・ スペースで「チャム・オフ・ハノイ」という個展を開きました。2018年、濱田さんはWork Room Four により開かれたハノイの芸術展示会に参加しました。

2019年、濱田さんは「ベトナムの心にあるハノイ」という芸術展で、日本駐在ベトナム企業協会の賞を受賞しました。

濱田さんは元々油絵の画家でしたが、ベトナムに来た時、偶然に、友達により漆教室を知るようになりました。毎週、日曜日に開かれる教室に参加した濱田さんは徐々にベトナムの漆絵を愛好するようになりました。

ベトナムの漆はとても透明度が高く、特に卵殻を使ったり、貝を貼ったり、変わり塗りの仕掛けをして研ぎ出す、漆絵、ベトナム語でソン・マイ絵画が盛んです。というのは、ベトナムの漆はゴム質が多くて柔らかいので、器に塗って使うとすぐに磨耗して磨り減ってしまいます。

この点、日本の漆はゴム質が少なく固いので、器に塗って使っても長期間もつものです。日本の漆の絵(蒔絵)は花鳥風月の華やかな印象ですが、ベトナムの漆絵はもっと自由です。自然や人、動物、色々なものを題材にして、好きなように描くことができます。こういった自由さが、ベトナムの漆の良さと言えます。

ハノイへの愛を漆絵に託す日本の女性画家濱田恵理子 - ảnh 2
濱田恵理子さんの作品

濱田さんはよく自分でハノイをゆっくり散歩して、ハノイの日常生活を実感しました。濱田さんの目では、ハノイの人々が家族や隣の人々との関係が非常に親しいということです。

ハノイでは現在も、昔からの古い家屋が残されています。壁のペイントが古くなり、壊れたところもありますが、独特なおもむきがあります。濱田さんはこれらの古い家屋の虜になっています。濱田さんの話です。

(日本語のテープ)

濱田さんはこれらの古い建物を描きながら、そこに住んでいた人々の生活を想像しています。濱田さんの話を聞いてみましょう。

(日本語のテープ)

濱田さんの漆絵を見ると昔の姿が保たれているものの移り変わっているハノイを実感できます。今年10月、濱田さんは帰国しましたが、ハノイで紹介された濱田さんの漆絵が日本でも紹介されます。これらの漆絵を通じて、日本人はハノイの美しさを理解することでしょう。

今日のハノイ便りはハノイへの愛を漆絵に預ける日本の女性画家濱田恵理子についてお伝えしました。それでは今日はこの辺で。


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