欧州とウクライナによる米提案修正、和平の可能性高めず=ロシア高官
(VOVWORLD) - ロシアのウシャコフ大統領補佐官は21日、ウクライナ情勢の終結に向けたアメリカの提案に対し、ヨーロッパとウクライナが加えた修正について、和平の可能性を高めるものではないとの認識を示しました。ロシアの通信社が伝えています。
11月に明らかになったアメリカ作成の和平案をめぐっては、ヨーロッパやウクライナの当局者の間で、ロシア寄りではないかとの懸念が出ていました。このため、ウクライナとヨーロッパは修正を求めてアメリカの代表と協議を重ねてきましたが、現時点で和平案の正確な内容は明らかになっていません。
ウシャコフ補佐官はモスクワで記者団に対し、まだ厳密な提案を文書として確認していないとしたうえで、「欧州とウクライナが出した、あるいは出そうとしている提案が文書を改善するものではなく、長期的な和平の可能性を改善するものでもないのは間違いない」と述べました。
また、ロシアのドミトリエフ大統領特別代表は、アメリカのウィットコフ特使やトランプ大統領の娘婿であるクシュナー氏と、フロリダ州マイアミで会談しました。ロシアのテレビ局は、ドミトリエフ氏が2日目の協議を終え、ホテルに戻る様子を伝えています。
ロシア人記者がテレグラムに投稿した内容によりますと、ウシャコフ補佐官は「(ドミトリエフ氏は)アメリカがヨーロッパやウクライナから受け取ったいくつかのシグナルを持ち帰るだろう」と述べました。そのうえで、ドミトリエフ氏が22日にモスクワへ戻り、プーチン大統領に結果を報告する予定だとしたうえで、「その後、アメリカとの接触も含め、今後どのような立場で進めるかを決定する」と語りました。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領が、アメリカからアメリカ・ウクライナ・ロシアによる高官会談の提案を受けたと明らかにしたことについて、ウシャコフ補佐官は、3者会談の提案は誰も真剣に議論しておらず、検討もされていないとの認識を示しました。(ロイター)