米大統領、イランへの攻撃を警告 ハマスに武装解除要求 イスラエル首相と会談

(VOVWORLD) - トランプ大統領は、今回の会談について、パレスチナ自治区ガザの和平計画の推進に加え、イランやレバノンの親イラン武装組織ヒズボラを巡るイスラエル側の懸念などが焦点になったと説明しました。

アメリカのトランプ大統領は29日、フロリダ州の私邸マールアラーゴでイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。会談後、イランが弾道ミサイルや核兵器の開発計画を継続した場合、新たな大規模攻撃を支持する可能性があると述べたほか、イスラム組織ハマスが武装解除しなければ深刻な結果を招くと警告しました。

トランプ大統領は、今回の会談について、パレスチナ自治区ガザの和平計画の推進に加え、イランやレバノンの親イラン武装組織ヒズボラを巡るイスラエル側の懸念などが焦点になったと説明しました。

イランを巡っては、アメリカによる6月の大規模攻撃の後、兵器開発を再開しようとしている可能性があるとの見方を示しました。ネタニヤフ首相との共同記者会見で、「イランが兵器などを製造しているとの報告を読んでいる。もしそうであれば、われわれが破壊した施設ではなく、別の施設を使っている可能性がある」と指摘しました。そのうえで、「彼らがどこで何をしているのか、われわれは正確に把握している。B2の燃料を無駄にしたくないので、そうした行動をしていないことを願っている」と述べ、6月の空爆で使用された爆撃機に言及しました。

ガザを巡る和平計画については、可能な限り早期に「第2段階」に移行したいとの考えを示しつつも、「ハマスの武装解除が必要だ」と強調しました。第2段階には、イスラエル軍のガザからの撤退や、ハマスの武装解除などが含まれています。

トランプ大統領は、イスラエルが合意を順守している一方で、ハマスが速やかに武装解除していないと非難し、武装解除しなければ重大な結果を招くと警告しました。具体的な対応について問われると、「大変なことになるだろう」と述べました。

イスラエル当局者によりますと、ネタニヤフ首相は、停戦の第2段階に進む前に、ハマスがガザに残る最後の人質の遺体を返還し、第1段階を完了させるよう求める考えだということです。

トランプ大統領は、ヨルダン川西岸を巡る問題についてネタニヤフ首相と完全には一致していないと述べましたが、意見の相違の具体的な内容には触れませんでした。

また、トランプ大統領は会談に先立ち、記者団に対し、イスラエルのヘルツォグ大統領が汚職疑惑を巡りネタニヤフ首相を恩赦する意向を伝えてきたと述べましたが、ヘルツォグ大統領の事務所は直ちにこれを否定しました。

トランプ大統領は、「もし間違った人物が首相だったなら、イスラエルは存在していなかっただろう」と述べ、ネタニヤフ首相のリーダーシップを称賛しました。これに対し、ネタニヤフ首相は、会談後の記者会見で、これまでイスラエル人に授与されてきたイスラエル賞をトランプ大統領に贈呈すると明らかにしました。(ロイター)

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