「戦没者遺骨の捜索・収容・身元確認を推進する500日間キャンペーン」。これは国家的な取り組みであると同時に、遺族や戦友たちの心からの願いであり、今を生きる世代が果たすべき恩返しでもあります。
2026年4月2日午前、中部クアンチ省のクアンチ古城特別国家遺跡で、「戦没者遺骨の捜索・収容・身元確認を推進する500日間キャンペーン」の開始式が厳かに行われた(写真:Thanh Hiếu/VOV-Miền Trung)
整然と並ぶ墓碑。今日の平和が、多くの尊い犠牲の上に築かれていることを静かに物語っている(写真:Kim Thanh/VOV)
傷病軍人・戦没者の日79周年にあたり、トー・ラム書記長・国家主席は書簡で、「500日間キャンペーン」は心からの願いであり、平和を築いた人々を捜し続ける平時の行軍であると強調した。また、「水を飲む時、その源を思う」「恩に報いる」という民族の美しい伝統を受け継ぐ取り組みであると述べた(写真:Thế Anh/nhandan.vn)
捜索隊は、歴史の証人たちの証言に耳を傾けながら、かつての激戦地で現地調査を行い、わずかに残された手掛かりを一つ一つたどっている(写真:PV/VOV)
険しい地形、厳しい天候、そして薄れゆく戦争の痕跡。それでも、今を生きる兵士たちは粘り強く捜索を続けている(写真:PV/VOV)
現場で発見された一つ一つの遺品は丁寧に記録・保管され、戦没者の身元確認につながる貴重な資料となっている(写真:PV/VOV)
丁寧に清められ、識別番号が付けられた遺骨は、国旗に包まれ、戦没者墓地へと運ばれる(写真:PV/VOV)
2026年7月初め、ホーチミン市のレ・ティ・リエン公園で、1968年のテト総攻撃・一斉蜂起で犠牲となった戦没者の遺骨捜索・収容が始まった。地中レーダーを活用しながら、集団埋葬地の特定が進められている(写真:Tỷ Huỳnh/VOV-TP. Hồ Chí Minh)
7月中旬までに、レ・ティ・リエン公園では100柱の戦没者遺骨と2か所の集団埋葬地が確認され、一柱一柱が冷たい土の中から丁重に迎え出された(写真:Tỷ Huỳnh/VOV-TP. Hồ Chí Minh)
国内各地をはじめ、ラオスやカンボジアの森や山々、かつての戦場でも続く「500日間キャンペーン」。英雄・戦没者を祖国へ、家族のもとへ、そしてその人本来の名前を取り戻すための取り組みである(写真:Thiên Lý/VOV-TP. Hồ Chí Minh)
カンボジアで活動するK72隊の42人は、82日間にわたり密林で捜索を続けた。30万平方メートル以上を調査し、8,000か所以上を試掘、総延長3,000メートルの溝を掘削し、2万6,000立方メートルを超える土砂を移動させた末、62柱の戦没者遺骨を収容した(写真:Thiên Lý/VOV-TP. Hồ Chí Minh)
DNA鑑定に向けて遺骨から試料を採取する専門担当者。一人ひとりに「名前を取り戻す」ための大切な一歩となる(写真:PV/VOV)
戦没者遺族からの生体試料の採取も進められ、国家DNAデータベースの整備が着実に進んでいる(写真:PV/VOV)
公安省は、電子身分証明アプリ「VNeID」の最新版に新たな機能を追加した(写真:C06)
身元が判明した一つ一つの墓地は、歴史の空白を埋めるだけでなく、長年にわたる家族の捜索に終止符を打つことにもつながる(写真:Nam Trang/VOV-Tây Nguyên)
「500日間キャンペーン」は、政治的な任務にとどまらず、祖国の独立と自由のために命をささげた人々への感謝を形にする取り組みである。党、国家、そして社会全体が担う責任を示す、人道的にも大きな意義を持つ活動となっている
「戦没者遺骨の捜索・収容・身元確認を推進する500日間キャンペーン」
期間:2026年3月15日~2027年7月27日。開始式は2026年4月2日に行われました。
目標:約7,000柱の戦没者遺骨を収容するとともに、身元が判明していない約23万基の墓地からDNA試料を採取します。また、1万8,000件のDNA鑑定を実施し、戦没者遺族のDNAデータベースを構築するとともに、捜索活動に必要な地雷・不発弾の処理も進めます。
計画:2026年11月に中間総括を行い、傷病軍人・戦没者の日80周年にあたる2027年7月27日に総括を実施する予定です。
キャンペーン開始から4か月余りで、各部隊は1,425柱の戦没者遺骨を捜索・収容しました。内訳は、国内401柱、ラオス174柱、カンボジア850柱です。また、全国では戦没者墓地66,013基からDNA試料を採取し、このうち46,000件以上が分析可能とされています。さらに、DNA照合のためのデータベース構築に向け、戦没者遺族から93,464件の生体試料が収集されました。