(VOVWORLD) - リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ゴック こんにちは、ゴックです。
アン こんにちは、アンです。
ゴック アンさん、今度の日曜日つまり4月29日は、この日本語放送開始55周年記念日ですね。
アン この日本語放送は1963年4月29日に登場しましたが、これまで、ベトナムと日本を結びつける架け橋としての役割を果たしてきたと評価されています。
ゴック 55周年というのは記念すべき節目となりますね。
アン はい。そのため、特集番組作りを進めており、今週日曜日に、放送する予定です。番組の中には、この日本語放送の発展の道のりや、リスナーの支持、支援、感情などをご紹介します。特に、長くベトナム在住している2人の日本人のリスナーをお迎えして、この番組を遂行します。
ゴック リスナーの皆さん、その番組は今週日曜日に放送されますので、どうぞご期待くださいね。では、お便りを紹介しましょうか。
ホイアン旧市街のランタン |
初めに群馬県、渋川市の鈴木・よしかず さんからの4月11日受信のメールです。
― 日本語課の皆様おかわりありませんか。気温の高い日が多くなり初夏の様な感じがします。季節の変化を感じてか、12020kHzが良好に聞える様になりました。混信や、ノイズも少なく聞き取りが楽です。ホイアンのランタン祭りは日が限られるのでしょうが、ランタンは毎日飛ばしているのですか。観光客を楽しませる為とは言え、大変ですね。観光協会の様な組織がランタン飛ばしを行っているのですか。ランタンが燃えた後の燃えカスなどは問題にならないのですか。ホイアンの旧市街に建物を新たに建てる事は許可されるのですか。外観などの制限はあるのでしょうか。と書いてくださいました。
アン 鈴木さん、メールありがとうございます。受信状態が安定して、良かったですね。
ゴック 鈴木さんからのご質問に順番にお答えします。まず、ホイアン旧市街のランタン祭りについてですが、この祭りはランタンを飛ばしません。
アン そうですね。これは危ないですね。飛ばされるランタンは燃えたまま、民家や、ガススタンド、公共施設、森林、学校などに落ちると、火事になる恐れがありますね。
ゴック その通りですね。ホイアンのランタン祭りは空に飛ばすのではなく、ランタンを路上に掲げて披露したり、川に灯篭流しをして、風流を楽しみますね。
アン そして、路上に置かれたランタンには電球を、そして、川に流される灯篭はろうそくを使うので、燃えカスの問題もありません。
ゴック さて、ホイアン旧市街で新たに建物を建てることについてですが、この世界遺産の保存に関する規定によりますと、それは禁止されています。ホイアン旧市街全体は古物で、保存すべきものだからです。
アン さて、続いてのお便りは、北海道石狩市のうえだ・ともはる さんからの3月5日受信のメールです。
― 今日のハノイ便りはとてもおもしろい話題でしたね。お餅に限らず、お米にかかわる文化は日本、ベトナム両国の共通の文化ですよね。放送の中でお餅の形のお話がありましたが、日本のお餅は必ずしも四角だけではありませんよ。と、言いますのも、私の実家(それは大阪なのですが)では、お正月によく母親が丸いお餅でお雑煮を作ってくれました。その時に母親が言っていたのですが、嫁いできた時、祖母にこちらではお正月には角が取れて、みんなが丸くなるようにとの願いを込めて丸いお餅を使うのよと教えてもらったそうです。ですから普段は四角いお餅でもお正月のお雑煮だけは丸いお餅でした。ベトナムの丸いお餅にはどんな逸話がありますか。もし、面白いお話がありましたら、ぜひ放送の中でご紹介くださいませ。それから放送の中で紹介されていましたベトナムのハムをお餅で挟んだはさみ餅ですが、放送を聞いた限りではなかなか想像がつきませんでした。でも、貴局のウェブサイトを拝見して画像を見た時になるほど!と思いました。これはとてもおいしそうですね。そして、食べ応えもありそうで、きっと、ハムの味がお餅と絡んで、お餅の味がさらに深くなりそうですね。うまくいくかどうかはわかりませんが、今度、私の家の冷蔵庫にあるハムとお餅で、このハムはさみ餅に挑戦してみたいと思います。
ゴック うえださん、ありがとうございます。うえださんの物語は面白くて、意味深いですね。
アン そうですね。ベトナム人にとっても丸型のものは「円満」や、「うまく行く」、「やさしい」などを意味します。そして、日本のお餅やハムで、ハムはさみ餅に挑戦するアイディアも面白いです(笑)。これも美味しそうですが、味は違うかもしれません。ゴック そうですね。でも、丸いお餅に関するベトナム人の考え方は日本とちょっと違います。バインザイについても面白い伝説がありますが、これによりますと、丸いお餅は天を表すものです。
アン うえださん、この伝説に関する記事は、この日本語放送のHPにも掲載されたので、今も残っています。これは、2018年2月12日に「ベトナム文化・社会」コーナーに掲載された「バインチュンをつくる習慣」という記事です。どうぞ、アクセスしてみてくださいね。
ゴック 続いて東京都、板橋区の岡村 僚 さんからのメールをご紹介します。
― 今回の質問は、「VOV日本語放送課のアナウンサーさんが日本語に興味を持ったきっかけ」が知りたくて、お便りした次第です。私は今度の夏季休暇にベトナムのハノイとホーチミンに観光旅行に行こうと計画中です。そのため、ベトナム語の辞書を使って、ベトナム語の勉強しています。そこで、質問なのですが、VOVのアナウンサーの皆さんが日本語に興味・関心を持ったきっかけは何ですか?また、ベトナム語を母国語とする人にとって、一番難しかった日本語の単語や文法は何ですか?他にも、ベトナム語を母国語とする人にとって、「日本の漢字の読み書き」はやはり難しいものなのでしょうか?質問に答えて下されば幸いです。
アン 岡村、ありがとうございます。岡村さんからのご質問に順番にお答えします。先ず、この日本語放送のスタッフの日本語に対する興味・関心のきっかけについてですが、これは人によって様々ですが、共通点があります。それは、仕事のためということです。
ゴック そうですね。私たちは外国語大学や、経済大学などを卒業しましたが、VOVに入局してから、日本語放送に配属されたため、日本語の勉強をはじめました。
アン 当時、日本語放送には3人しかいませんでしたので、人材育成は差し迫った問題でしたね。次の質問についてですが、ベトナム人にとって、日本語を勉強する時、一番難しいのは発音と言葉の使い方です。
ゴック その通りです。日本語にベトナム語がない音節はあるからですね。例えば、「つ」と「し」です。また、文章の語順がベトナム語と比べ逆です。例えば、「私はご飯を食べる」というフレーズは、ベトナム語で、「私食べるご飯」となります。インターネットニュースのベトナム語に、グーグルの翻訳日本語が出ますが、日本語なのに意味不明が多いのはそのためですね。
アン さて、漢字についてですが、ベトナムは19世紀末まで、漢字を使っていましたが、現在は漢字を読める人の数が減っています。次に兵庫県ひめじ市のM4さんから3月21日の消印で頂いたお便りです。
― 夜の放送は快調でした。いつもならサイドの混信があるはずですが、今晩は気にならず、時々フェーディングで弱くなる以外はおおむね良好と云えました。ところで、太古の昔からベトナムの人々は海に出かけていたものと思われますが、どの辺りまで、ベトナム民族の証が残っているのでしょうか?海洋民族とは異なることでしょうが、意外な場所に元ベトナム民族が住んでいるとかがあればご紹介ください。と書いておられました。
ゴック M4さん、ありがとうございます。M4さんのご質問についてですが、これは科学者に聞かなければ、まだ明かされていないと思います。
アン でも、私が知るところでは、太平洋全域はベトナム民族の証が残っているといえます。科学者の正式な回答を得てから、また、この話題に戻りましょう。
ゴック 今週もたくさんの方々からメッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介します。
・ 北海道あさひかわ市の・たけい・あきら・さん
・ 福島県こりやま市の・たかはし・ゆたか・さん
・ 神奈川県ざま市の・みずうち・まさひろ・さん
・ 神奈川県、いせはら市の・なかむら・たかよし・さん
・ 埼玉県さやま市の・もりい・しんいちろう・さん
・ 東京都としま区の・おがさわら たかし・さん
・ 神奈川県にのみや町の・せきもと・まさる・さん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さん
・ 神奈川県かいせい町の・かわせ・かずひさ・さん
・ 新潟県新潟市の・いしぐろ・たかし・さん
・ 新潟県新潟市の・わたなべ・なおや・さん
・ 石川県かなざわ市の・おおくち・たかし・さん
・ 長野県こまがね市の・きたむら・ただお・さん
・ 静岡県はままつ市の・とやま・よしひろ・さん
・ 三重県四日市市の・あさの・よしたか・さんかながwかえん
・ 滋賀県 おおつ市の・なかこうじ・ かずお・さん
・ 奈良県いこま市の・やまさき・ふみひさ・さん
・ 岡山県たまの市の・ふじわら・だいき・さん
・ 高知県高知市の・とだ・たけし・さん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん
・ 福岡県ちくしの市の・せきや・ふみのり・さん
・ 台湾在住のそう・みえこさん