ベトナムは10月、173万人の外国人観光客を受け入れ、月間として過去最高を記録しました。前月比では約14％、前年同月比では22％の増加となり、これまでの同時期の記録を上回りました。これは統計局が6日午前に発表したデータによるものです。

文廟・国子監を訪れた外国人観光客（写真：Mai Mai/TTXVN）

統計局によりますと、中国、韓国、中国・台湾、アメリカ、オーストラリア、カンボジアなど、主要な送客市場のほとんどで観光客数が10～24％増加しました。ビザ制度の緩和や観光プロモーションの強化、さらに建国記念行事など大型イベントの開催が、外国人観光客の増加を後押ししたとしています。

今年1月から10月までの累計では、ベトナムを訪れた外国人観光客は1720万人に達し、前年同期比で22％増加しました。アジア観光開発研究所のファム・ハイ・クイン所長は「173万人という数字は非常に高く、観光業界にとって明るい兆しだ」と述べました。この記録はCOVID-19パンデミック前の同時期を上回るだけでなく、夏のピーク期も超えています。

今回の結果は、ベトナム観光業界が年間2200万～2300万人の外国人観光客受け入れを目指すうえで、大きな追い風となっています。