29日の国会、新型コロナ対策への必要なリソースの調達の審査報告を討議

(VOVWORLD) -29日午前、ハノイで開催中の第15期国会第5回会議では、新型コロナウイルス感染症予防対策への必要なリソースの調達、管理、利用、および、末端組織における医療や予防医療に関する政策と法律の実施に関する国会の監視報告書が討議されました。
29日の国会、新型コロナ対策への必要なリソースの調達の審査報告を討議 - ảnh 1国会の第5回会議の様子

国会社会委員会の監視報告書によりますと、2020年~2022年期に、新型コロナ予防対策と社会保障政策を実施するため、ベトナムは230兆ドン(約98億米ドル)を動員しました。そのほか、2億6千万人分の新型コロナウイルスワクチンを受け取りました。

医療部門の幹部や人民軍や公安部隊の兵士のほか、人民各層、企業共同体、各国政府と国際諸組織は新型コロナ予防対策に人的物的支援を行ってきました。新型コロナ予防対策のための支援資金と支援物資などは新型コロナによる被害を受けた人々と企業などへの補助や、ワクチンや医療物資の購入に充てられてきました。

そのほか、新型コロナの患者の治療、新型コロナの感染者の隔離施設や野戦病院の改修や新築などにも支出されてきました。これらの努力により、現在、ベトナムで新型コロナウイルス感染症が基本的に制圧されたということです。

中部ビンディン省選出のグエン・ラン・ヒエウ国会議員は「ベトナムは新型コロナウイルス感染症の収束を発表することを検討する必要がある」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「最初に、新型コロナの重症者がほとんどいないということです。第二はベトナムでの新型コロナワクチンの接種率が高いこと。第三は世界規模で新型コロナ感染状況が安定していることです。今月のはじめ、WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を終了すると発表しました。これらはベトナムが新型コロナを感染症グループAからグループBに移行させる基本的な条件となります」

なお、ベトナムの規定によりますと、感染症のグループAは死亡率と伝染性が高い、または、未知の病原体に伴う特に危険な病気であり、「グループB」は、伝染性が高く死亡の可能性がある危険な病気と定義されているということです。

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