8月8日のASEAN＝東南アジア諸国連合創立53周年を記念して、8日、ASEAN2020議長国を務めるベトナムとインドネシアの提案により、ASEAN外相は東南アジア地域の平和・安定の維持の重要性に関する共同宣言を発表しました。

宣言で、外相らは国際法を基礎にした平和、安全保障、中立、安定の東南アジア地域の維持への公約を再度確認すると共に、各国に対し、自制をして、紛争を複雑化、または、エスカレートさせる行為をしないこと、武力による威嚇又は武力の行使をしないこと、すべての紛争を平和的措置で解決することなどを呼びかけました。また、外相らは各国に対し、対話、互恵協力などを通じて、信頼醸成を促進するよう呼びかけました。

外交関係に関して、ASEANは相手諸国に対し、ASEANがけん引役を担っている体制に積極的に参加することを奨励しています。また、ASEANは国連憲章と国際法を基礎にした多国籍主義への支持を再度強調しました。

ASEAN創立記念日にあたり、ASEAN外相らは地域の平和・安全保障に関する宣言を発表するのは今回が初めてです。