EC＝欧州委員会がIUU＝違法・無報告・無規制漁業への対処が不十分であるとしてベトナムの水産物にイエローカードを適用しています。ベトナムの関連機関は、IUU漁業対策やECの勧告の対処に取り組んでいます。

4月末、ECの査察団はベトナムのIUU対策に対する第５回査察を行う予定です。これを踏まえ、現在、中部クアンガイ省の沿岸地方は、いかなる漁船がIUUの規定に違反しないように、様々な方策を講じており、第5回査察の準備作業を進めています。

クアンガイ省は、IUU漁業対策の目的が、イエローカードの解除だけではなく、責任ある漁業と持続可能な開発をめざす努力であると確認しています。

クアンガイ省農業農村開発局のホ・チョン・フオン局長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「クアンガイ省は、宣伝活動を強化するとともに、監視装置を通して漁船の操業を管理し、違反した漁船を厳格に処分する方針です。同時に、周辺各省と連携して、漁船主に監視装置の設置、IUU漁業対策の遵守を働きかけます」

なお、現在、クアンガイ省では、およそ4300隻の漁船が活動しています。すべての漁船は、国家漁業データベースに接続するとともに、船体識別番号を表示しているということです。