EUROの警備強化へ、ポルトガル戦で侵入者がロナウドと自撮り

(VOVWORLD) - トルコ対ポルトガル戦では、最初に1人の少年がピッチに入りロナウド選手と写真を撮ると、その後に少なくとも5人が同じことをしようとし、ロナウド選手も次第にいら立ちを募らせていました。

欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、前日に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2024)のトルコ対ポルトガル戦で、観客数人がピッチに侵入しポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手と自撮りを試みたことを受け、残りの大会期間中は警備を強化すると発表しました。

トルコ対ポルトガル戦では、最初に1人の少年がピッチに入りロナウド選手と写真を撮ると、その後に少なくとも5人が同じことをしようとし、ロナウド選手も次第にいら立ちを募らせていました。

これを受けてUEFAは「安全で安心なスタジアムとピッチ、チームの施設づくりは、UEFAの最優先事項だ」と述べ、「その目的を果たすため、追加の安全対策をスタジアムで実施し、大会の要件を満たしつつ、こうした出来事の再発防止を目指す」と発表しました。

22日の試合では、ロナウド選手へ近づく侵入者を止めようとした警備員が、ポルトガルのゴンサロ・ラモス選手と衝突する場面もありました。

同国代表のロベルト・マルティネス監督も、侵入者の目的が写真を撮ることだけだったのは幸運だと述べ、「心配だ。きょうは幸運にも善意のファンばかりだった」「彼らが悪意を持っていたら、非常にまずいことになる…ファンにはいいやり方ではないというメッセージを伝えるべきだ」と懸念を示しました。

UEFAによりますと、ピッチへ入った観客はスタジアムから追放され、今後の入場を禁止されるとともに、「不法侵入による正式な刑事告訴」が行われる可能性があるとしています。(AFP通信)

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