NATO首脳会議、米で開幕 ウクライナにミサイルシステム供与

(VOVWORLD) - NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアが勝利すればNATOにとって「最大のリスク」になると警告し、加盟国にウクライナ支援を継続するよう呼び掛けました。
NATO首脳会議、米で開幕 ウクライナにミサイルシステム供与 - ảnh 12024年7月9日、アメリカの首都ワシントンでNATO創設75年の式典で演説するジョー・バイデン大統領(ロイター)

アメリカの首都ワシントンで9日、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が3日間の日程で開幕しました。アメリカのジョー・バイデン大統領は、ウクライナに地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を追加供与すると発表しました。

バイデン氏はNATO創設75年の式典でウクライナ侵攻に言及し、「この戦争は、ウクライナが自由で独立した国家としてあり続けたまま終結する。ロシアが勝利することはない」と表明しました。また、「これは欧米のみならず、世界にとって極めて重大な転換期だ」と訴えました。

アメリカ、ドイツ、ルーマニアはウクライナに対してそれぞれパトリオットを供与し、さらにオランダなども部品を組み立てて1基供与することが決定しました。

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアが勝利すればNATOにとって「最大のリスク」になると警告し、加盟国にウクライナ支援を継続するよう呼び掛けました。

「この戦争の結果は、今後数十年、世界の安全保障の在り方に影響する」と述べ、「今こそ自由と民主主義のために立ち上がる時だ。その場所はウクライナだ」と訴えました。(AFP通信)

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