(写真:SANA)
(NHK) 内戦が続くシリア情勢を巡り、欧米諸国などがアサド政権と反政府勢力との対話の実現を目指していることについて、アサド大統領は、「テロリストとは交渉しない」として、反政府勢力側を強くけん制しました。
泥沼化しているシリアの内戦を巡って、欧米や中東諸国などは、来月1日までをめどにアサド政権と反政府勢力の間の対話を実現させる方針で、分裂状態となっている反政府の各勢力は10日、政権との対話に向けて統一組織を作ることで合意しました。
これについて、アサド大統領は、11日に配信されたスペインの通信社とのインタビューで、「われわれは『反政府勢力』との交渉を始める用意はあるが、それは『反政府勢力』の定義による」と述べました。そのうえで「欧米などは、テロ組織を交渉に参加させて、シリア政府がそうしたテロリストと交渉することを望んでいるが、受け入れることのできない話だ」と述べました。
アサド大統領は、過激派組織ISと一線を画し、欧米などが支援する反政府勢力も「テロ組織」と呼んで敵視しており、テロリストは交渉の相手にはならないとして、反政府側を強くけん制した形です。