ミン副首相

ミン副首相によりますと、アジア地域は、発展と繁栄のために、協力、相互理解、相互信頼、責任を基礎にして、平和と安定した環境の維持、構築に向けた責任感を高める必要があります。

ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海問題を巡っては、国際法、特に1982年国連海洋法条約に則ってあらゆる紛争を平和的に解決しなければなりません。また、アジアは、多国間主義を促進し、オープンで包摂的、公平かつ持続可能でルールに基づく方向への協力と連携の精神を促進する先駆者となる必要があります。

各国は協力して、アジアの国や地域の経済成長回復の基盤を確保し、これによって世界経済の成長へと繋ぐ主要な原動力としてのアジアの役割を維持する必要があります。

アジア地域は、科学技術や、デジタル技術、グリーン成長の開発を促進するとともに、スタートアップ精神を奨励し、中小企業の能力向上に注意を払うことも重要です。

発表の中でミン副首相はさらに、「ベトナムは、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションに基づく迅速で持続可能な開発、環境に優しいグリーン経済と循環経済の構築を優先的に行っている。ベトナムは、アジアと世界における平和で安定した環境の構築を目指して、独立、自主、全方位、国際関係の多様化、主体的かつ積極的な国際統合、多国間主義の促進という外交政策を実現している。ベトナムは引き続き世界各国の信頼できる友人で、パートナーであり、国際社会の積極的かつ責任のあるメンバーである」と強調しました。