ハディ暫定大統領(写真:ロイター)
22日、イエメンのハディ暫定大統領は、イスラム教シーア派系ザイド派の反政府民兵による大統領宮殿の制圧などを受け、辞意を表明しました。一方、政府高官によりますと、議会はハディ氏の辞職を認めなかったということです。バハーハ首相もハディ氏に先立ち内閣総辞職の意向を示しました。
ザイド派の指導者アブドルマリク・フーシ氏はツイッターで、ハディ氏の辞意表明を歓迎し、ザイド派や軍、各政治勢力による協議会をつくり、暫定的に国を統治するよう提案しました。
ハディ氏は議長に宛てた辞表で、ザイド派民兵が昨年9月に首都サヌアに進撃して以来、「完全に行き詰まった」と辞任の理由を述べました。