イギリス労働党 新党首にスターマー氏 立て直しが課題

(NHK) イギリスで最大野党・労働党の党首選挙が行われ、「影の内閣」でEU離脱担当相を務めたスターマー氏が新たな党首に選ばれました。去年の総選挙で歴史的な大敗を喫した党の立て直しが大きな課題となります。
イギリス労働党 新党首にスターマー氏 立て直しが課題 - ảnh 1 スターマー氏(写真:Financial Times/VOV

労働党は去年12月の総選挙で大敗した責任をとって辞任するコービン党首の後任に4日、下院議員のスターマー氏を選びました。スターマー氏は57歳。

弁護士として人権問題などに取り組み、2015年に下院議員に当選したあとは、「影の内閣」でEU離脱担当相を務めました。

スターマー氏はビデオメッセージを公表し、労働党を新たな時代に導く決意を示したうえで、新型コロナウイルスの感染がイギリス国内で急速に拡大している状況を受けて「反対するだけでなく、建設的に政府とも協力していく」と述べました。

一方、ジョンソン首相もツイッターにスターマー氏と会談して、ともに協力して国家の非常事態に取り組んでいくことで合意したと投稿しました。

スターマー氏にとっては新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、最大野党としての存在感を示しつつ、総選挙で歴史的な大敗を喫した党の立て直しをどのように進めるのかが大きな課題となります。

 

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