イスラエルとハマス停戦合意 3回目の人質解放へ

(VOVWORLD) -ガザ地区ではイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意にともなう3回目の人質の解放が30日にも行われる予定で、解放が順調に進むかが注視されています。
イスラエルとハマス停戦合意 3回目の人質解放へ  - ảnh 12025年1月19日、ラマラに到着したパレスチナ人を乗せたバス
THX/TTXVN撮影)

今月19日に始まったイスラエルとハマスとの間の6週間の停戦期間にはハマス側が人質33人を数人ずつ解放することになっていて、これまでに女性7人が解放されました。

これに応じる形でイスラエル側も刑務所などに収容していたパレスチナ人290人をこれまでに釈放しました。

イスラエル政府は民間人の女性を含む人質3人が30日にも解放される予定だとしていて、解放が順調に進むかが注視されています。

ガザ地区では停戦にともなって人道支援物資の搬入も増加し、停戦前には深刻な食料不足が続いていた北部ガザ市で29日、NHKが撮影した映像では南部などから帰還した多くの住民が、野菜や缶詰、そして肉などを買い求める姿が見られました。

ガザ市に住む男性は「以前は寝ている間も死の危険がありましたが、いまは夜に出かけたり、友人と楽しく過ごしたりできるようになりました」と話していました。

ただ、30日にはガザ地区での支援を続ける主要な国連機関、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の活動を禁止するイスラエルの法律が施行される予定です。

法律が施行されれば、ガザ地区での支援が滞ることも予想され、国際社会からは懸念の声があがっています。(NHK)

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