(VOVWORLD) - ガザの民間防衛当局は、「220人以上の犠牲者がガザ地区の病院に運ばれた。多くは子ども、女性、高齢者だ」とAFP通信に語りました。
イスラエルの空爆後、ガザ地区で犠牲者の遺体を運ぶ様子(写真:IRNA/TTXVN)
|
イスラエルは18日、イスラム組織ハマスとの1月の停戦以降で最も激しい攻撃をパレスチナ自治区ガザ地区に対して実施しました。ガザの民間防衛当局によりますと、これまでに220人以上が死亡し、ハマスはイスラエルのネタニヤフ政権が停戦を破棄したと非難しています。
イスラエル軍は18日朝、テレグラムへの投稿で「ガザ地区において、ハマスのテロ組織に属する目標に対し、大規模な攻撃を実施している」と発表しました。
ガザの民間防衛当局は、「220人以上の犠牲者がガザ地区の病院に運ばれた。多くは子ども、女性、高齢者だ」とAFP通信に語りました。また、軍事作戦は続いており、学校や避難民を収容するキャンプにも影響が出ているとしています。
イスラエル首相府は声明を発表し、「ハマスがわれわれの人質の解放を繰り返し拒否し、さらにアメリカのウィトコフ大統領特使や仲介者から提示されたすべての提案を拒絶したため、攻撃を命じた」と明らかにしました。
イスラエル当局者はAFP通信に対し、「作戦は必要な限り続け、空爆にとどまらない」と述べました。
一方、ハマスは「ネタニヤフとその政権は停戦合意を覆し、ガザにいる人質を未知の運命にさらしている」との声明を発表しました。
イスラエルとハマスの停戦の第1段階は、カタール、エジプト、アメリカの仲介により1月19日に発効し、15か月以上続いたガザでの紛争の大部分を停止させました。
この第1段階は3月初旬に終了し、その後、双方は全面的な衝突を避けているものの、停戦協議の進展については合意に至っていません。(AFP通信)