イスラム教大巡礼、少なくとも22人死亡 多くは熱中症
(VOVWORLD) - 現地の気温は連日40度をはるかに超え、巡礼者が屋外で何時間も祈りをささげたアラファト山(Mount Arafat)の15日の気温は46度に達しました。
2024年6月16日、サウジアラビアの聖地メッカ近郊のミナで、酷暑で体調を崩して横になる「投石の儀式」のために来た女性(AFP) |
イスラム教の大巡礼「ハッジ(Hajj)」の最後の主要儀式「投石の儀式」が行われたサウジアラビアで16日、巡礼者の死者が少なくとも22人に上ることが明らかになりました。各国政府が発表したもので、このうちの多くが熱中症が原因とみられています。
現地の気温は連日40度をはるかに超え、巡礼者が屋外で何時間も祈りをささげたアラファト山(Mount Arafat)の15日の気温は46度に達しました。
ヨルダン外務省は16日、同国からの巡礼者14人が熱中症で死亡し、17人が「行方不明になっている」と明らかにしました。
イランは5人の死亡を発表し、セネガル外務省は3人が死亡したと公表しました。
サウジアラビア当局は、死者数に関する具体的な情報をまだ発表していません。(AFP通信)