インドネシア 地震と津波から4日 救助活動つづく

(NHK) インドネシアのスラウェシ島でマグニチュード7.5の地震と津波が発生してから1日で4日目となりました。生存率が急激に下がると言われる災害の発生から72時間になるのを前に、現地では懸命の救助活動が続けられています。

インドネシア 地震と津波から4日 救助活動つづく - ảnh 1      写真:THX/ TTXVN

インドネシアのスラウェシ島では先月28日、マグニチュード7.5の地震が発生し、島の中部にあるパルとドンガラでは高さ3メートルの津波が観測されました。

国家防災庁によりますと、地震と津波によって、これまでに832人が死亡、540人が大けがをしました。このほかに多くの人が倒壊したホテルや商業施設などに閉じ込められているとみられ、犠牲者の数はさらに増えるおそれがあります。

生存率が急激に下がると言われる災害の発生から72時間になるのを前に、現地では軍や警察による懸命の救助活動が続けられています。しかし、パルなどでは停電が続いているほか道路が寸断されていて、必要な重機や燃料が足りておらず、救助活動は難航しています。

今回の地震と津波では多くの建物が倒壊し、いまだに大勢の人ががれきの下に閉じ込められています。発生から4日目となる1日未明にも倒壊した住宅から女性が救出されるなど、24時間態勢で懸命な救出活動が続けられています。

地震と津波で大きな被害を受けたパルでは、1日未明、倒壊した住宅のなかから、この家に住んでいた20代の女性が救出されました。

現地では停電が続いていることから、救助隊は懐中電灯の明かりを頼りに、がれきに挟まれた女性の身体を引き上げ病院に搬送したということです。

軍や警察は各地で救出活動を続けていますが、必要な重機や燃料が足りておらず、活動は難航しています。


 

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