(NHK)アメリカの地質調査所によりますと、7日午前5時すぎ(日本時間の午前7時すぎ)、インドネシア西部のアチェ州の州都バンダアチェから南東に90キロ余り離れた沿岸部を震源地としてマグニチュード6.5の地震がありました。震源の深さは8.2キロと推定されています。
(写真:ロイター)
インドネシア国家災害対策庁によりますと、この地震で、津波は発生しませんでしたが、震源地に近いピディジャヤでは強い揺れが15秒ほど続き、住宅や店舗、それにイスラム教の礼拝施設などおよそ200の建物が倒壊するなどの被害が出たということです。
国家災害対策庁によりますと、建物の下敷きになるなどして、ピディジャヤと、隣接するビレンでこれまでに52人が死亡し、270人余りがけがをして、病院で手当てを受けているということです。国家災害対策庁では、倒壊した建物の中に閉じ込められている人がいると見て、現地に軍の兵士を派遣して捜索活動を進めています。
現地の日本総領事館によりますと、これまでのところ、日本人がこの地震で被害を受けたという情報はないということです。