インド「世界最大の宗教行事」で事故 30人の死亡確認
(VOVWORLD) -インドのガンジス川に数億人が入って身を清めるとされ、「世界最大の宗教行事」と呼ばれているヒンドゥー教の祭りで29日、集まった大勢の人たちが折り重なるように倒れ、警察によりますとこれまでに30人の死亡が確認されました。
ロイター撮影 |
事故があったのは、インド北部ウッタルプラデシュ州のプラヤグラジで、29日未明、ガンジス川でもく浴しようと川岸に集まった大勢の人たちが折り重なるように倒れ、警察によりますとこれまでに30人の死亡が確認されました。
また、60人がけがをして、病院で手当てを受けているということです。
プラヤグラジでは、4億人以上が訪れてガンジス川で身を清めるとされ、「世界最大の宗教行事」と呼ばれているヒンドゥー教の祭り、「クンブ・メラ」が開かれています。
1か月半に及ぶ期間中で最も縁起がよい日とされる29日は、1日でおよそ1億人が訪れると見込まれていたということで、警察は事故当時、激しい混雑が発生していたとして詳しい状況を調べています。
インドでは、こうした事故がたびたび起きていて、去年7月、同じウッタルプラデシュ州でヒンドゥー教の宗教行事に集まった人たちが折り重なるように倒れ、100人以上が死亡しました。(NHK)