ウクライナ ロシア首脳会談 “議題の準備整わず” ロシア外相
(VOVWORLD) -ウクライナとロシアの首脳会談を巡り、ロシアのラブロフ外相は「議題の準備が全く整っていない」として会談の予定は決まっていないと明らかにした一方、ゼレンスキー大統領は「ロシアは会談を阻止するためあらゆる手段を講じている」と非難し、調整は難航しているとみられます。
アメリカのトランプ政権が調整を進めるとしたウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領の直接会談について、ロシアのラブロフ外相はアメリカ・NBCテレビが22日に報じたインタビューで「プーチン大統領は首脳会談の議題が準備されればゼレンスキー大統領と会談する用意がある。その議題の準備が全く整っていない」と述べ、現時点で会談の予定は決まっていないと明らかにしました。
その上で先のトランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談に言及し「ゼレンスキー大統領はすべてにノーと言った」と述べ、調整が進まない要因はウクライナ側にあると主張しました。
こうしたなかアメリカのトランプ大統領は22日、記者団に対し「プーチン大統領とゼレンスキー大統領が協力するのか見てみよう。彼らは明らかにうまくいっていないが、まずは見てみよう」と述べ、両国が歩み寄るのかどうか見極めたい考えを示しました。
また別の場で「この戦争に関するあらゆることに不満だ」と述べて、現状へのいらだちをあらわにしました。(NHK)