ウクライナ 和平計画発表へ

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プーチン大統領とポロシェンコ大統領(写真: reconsideringrussia)

ウクライナのポロシェンコ大統領は停戦を含む和平計画を20日にも正式に発表する見通しですが、ウクライナ東部では今も戦闘が続いており、事態が鎮静化に向かう兆しは見えていません。

ウクライナ軍の報道官によりますと、ウクライナ東部では20日も各地で戦闘が続き、ドネツク州北部では軍の兵士7人が死亡、30人がけがをしました。
こうしたなか、ポロシェンコ大統領は先に発表した停戦を含め少なくとも14項目に上る和平計画を20日にも正式に発表する見通しです。
地元メディアによりますと、和平計画では、まず停戦したうえで、東部の武装集団が武装解除をすれば重大な犯罪を犯していない者については刑事責任を追及せず、ロシアから参加したよう兵についても出国させるとしています。
そのうえで、地元住民が求めている、地方分権化やロシア語を使用する権利を保障し、雇用機会の創出に取り組むとしています。
こ の発表を前に、ポロシェンコ大統領は19日、ロシアのプーチン大統領のほか、フランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相と相次いで電話会談を行い、 この計画について協力を求めました。ウクライナ情勢を巡っては、今月初めG7=先進7か国の首脳が制裁強化の可能性も示唆しながらロシアに対して、ウクラ イナ情勢の鎮静化に向けて影響力を行使するよう求めていて、今回の和平計画を受けてロシアの対応が焦点となっています。

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