ウクライナのゼレンスキー大統領 米との協議に国防相など高官派遣へ

(VOVWORLD) -ウクライナのゼレンスキー大統領は、来週、サウジアラビアで行われるアメリカとの実務者協議について「完全な停戦に近づけるかどうかは協議の結果しだいだ」と述べ、停戦の具体的な条件を話し合うため、国防相や大統領府の高官を派遣すると明らかにしました。
ウクライナのゼレンスキー大統領 米との協議に国防相など高官派遣へ - ảnh 1 2025年3月11日にサウジアラビアのジッダで米国とウクライナの代表団は協議を行った。(THX/TTXVN撮影)

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、首都キーウで記者会見し、ウクライナはアメリカ側が求める無条件の停戦を当初から支持してきたと述べた上で「われわれは無条件の停戦に向けたいかなる形式や措置にも反対しない」と強調しました。

また、先のトランプ大統領との電話会談の中で、ロシア側はエネルギーやインフラ施設に対する長距離兵器の使用をやめることなどを停戦の条件に挙げていると説明を受けたとしています。

そのうえで、来週24日にサウジアラビアで行われるウクライナとアメリカの2国間の実務者協議について「完全な停戦に近づけることを望んでいる。それは協議の結果しだいだ」と述べ、停戦の具体的な条件を話し合うため、ウメロフ国防相や大統領府の副長官2人を派遣すると明らかにしました。

また、停戦が実現した場合にウクライナの平和維持にあたる有志連合の枠組みをめぐって、27日にフランスで開かれるヨーロッパ各国などの軍関係者による会合にみずから出席し、停戦後の安全の保証について話し合う意向を示しました。(NHK)

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