ウクライナ議会、新首相にスビリデンコ氏を選出 39歳
(VOVWORLD) - ウクライナの最高会議(議会)は17日、ゼレンスキー大統領が指名したユリヤ・スビリデンコ副首相兼経済相(39)を新たな首相に選出しました。複数の議員がSNSで明らかにしました。
新たに任命されたウクライナのユリヤ・スビリデンコ首相(写真:REUTERS/Andrii Nesterenko) |
定数450の最高会議では、スビリデンコ氏に対し262票の支持が集まりました。これは、2022年2月にロシアとウクライナの武力衝突が始まって以降で最大規模の内閣改造となります。
また、首相を辞任したシュミハリ氏については、国防相に選出される見通しです。
ゼレンスキー大統領は、今回の内閣改造後の新内閣が、規制緩和や同盟国との経済協力の拡大に注力することを望むとしたうえで、「ウクライナの国家存続を脅かした人物に対する処罰の強化も必要だ」と述べました。
スビリデンコ氏は、今年4月にアメリカと合意した鉱物資源の活用や復興支援に関する協定について、アメリカのベセント財務長官との間で交渉を進めていました。(ロイター)