(写真：EPA）

観光客３１人と船員１３人を乗せたシー・ストーリー号（全長３４メートル）がダイビング旅行に出ていたところ、マルサ・アラムの近くで沈没しました。救助された２８人は打撲や擦り傷などの軽傷でした。

アムル・ハナフィ知事は、突然の大波が船を襲い、５─７分間で船が転覆したとみられるとし、「乗客の中には客室内にいたため脱出できなかった人もいた」述べました。

当局によると、２５日午前５時３０分に船からの救難信号を受信しました。船は２４日に出港し、２９日に戻る予定でした。

乗客には米国人、ベルギー人、英国人、中国人、フィンランド人、ドイツ人、アイルランド人、ポーランド人、スロバキア人、スペイン人、スイス人がいたといいます。

エジプト軍のフリゲート艦と航空機が行方不明者を捜索したが、午後５時までに捜索活動は停止されたといいます。

エジプト紅海港湾局は、２５日午後に風速が３４ノット、波の高さが３─４メートルに達したため、同海域の海上交通を閉鎖したと述べました。(ロイター）