ガザ境界に監視地帯設置 エジプト、テロ対策

ガザ境界に監視地帯設置 エジプト、テロ対策 - ảnh 1
シナイ半島に向かうエジプト軍
(写真:Maltatoday.com.mt)

(産経)エジプト政府は29日、北東部シナイ半島北部のパレスチナ自治区ガザとの境界地域がテロを招く温床になっているとして、境界から幅500メートルを監視地帯に指定し、家屋を撤去する方針を決めました。AP通信によりますと、軍は一部家屋の取り壊しを開始しました。当面、約800戸、1万人が退去を迫られるとみられます。

シナイ半島では24日、イスラム過激派によるとみられる軍検問所へのテロで兵士少なくとも30人が死亡し、3カ月間の非常事態宣言が出されました。治安当局は、ガザとの間の地下トンネルが活動家や武器の移動ルートになっているとみており、住民の反発を押し切って抜本対策を講じることにしました。

監視地帯は長さ13キロに及び、監視カメラを設置し、トンネルが多数見つかった境界の町ラファ周辺では水を張った深さ20メートルの堀を造成する計画です。

 

ご感想

他の情報