27日、カンボジアの国民議会議事堂で、カンボジアのヘン・サムリン国民議会議長の主宰の下、ベトナムのグエン・ティ・キム・ガン議長率いるベトナム国会代表団の歓迎式が行なわれました。歓迎式の直後、両国の国会議長は会談を行いました。会談で、ヘン・サムリン議長はガン議長率いるベトナム国会代表団の訪問を歓迎すると共に、「この訪問は両国議会の団結、友好関係の発展の証となる」と強調しました。

さらに会談で、双方は「これまで、国防関係が両国間の友好協力関係の強化に寄与してきた」との見解で一致すると共に、「政治面における関係のかたわら、ベトナム国会とカンボジア国民議会との関係が良好に発展してきた。」と述べました。

会談で、双方は両国政府が経済、貿易、投資、文化、教育、国防・安全保障などの面において達成した合意の実施状況を監視する役割を引き続き高めることで一致しました。

また、双方は共に関心を持っている国際問題に関して互いに意見交換を行なう他、両国がメンバーとなる連議院フォーラムで今後も協力強化することで一致しました。

同日午前、ガン国会議長はカンボジアのフンセン首相と会見を行いました。会見で、ガン議長は「カンボジア人民党を始め、カンボジアとの伝統的友好と全面的協力の強化を重視する」というベトナムの終始一貫した立場を強調すると共に、「カンボジアと協力して、両国関係を発展させ、両国国民に利益をもたらすことを望んでいる」と述べました。

一方、フンセン首相は今後、両国は両国の若者を対象に、両国間の伝統的関係に関する教育宣伝を強化すると共に、「ベトナム・ラオス・カンボジア国境線にある各地方が友好交流を強化し、平和、安定、発展する国境線づくりに取り組むよう」希望を表明しました。