グテレス国連事務総長(中央)=TTXVN
国連は12日、地中海の分断国家キプロスの再統合を目指し、トルコ、ギリシャなど関係国の外相級が参加する和平会議をジュネーブで開きました。会議は1月に就任し、初外遊となるグテレス国連事務総長が主宰しました。
多数派ギリシャ系と少数派トルコ系の内戦を経て1974年に南北に分断されたキプロスは和平に向け「歴史的な局面」(国連高官)を迎えました。
キプロス再統合を巡っては9日からジュネーブで協議を実施。一定の進展があったことから和平会議開催を決めました。仲介役のアイデ国連事務総長特別顧問は11日、「いくつも重要な問題点で合意できた」と強調。特に最大の焦点となっている再統合後の「領土」問題で進展があったとしました。(共同)