キューバ大使、「フィデル・カストロ議長はベトナムを親友に」
「フィデル・カストロ議長は常に、ベトナムとの関係強化を優先課題として見なしていた。そして、ベトナムを親友として見なしていた。その関係は保護・発揮させていく必要がある両国国民の貴重な財産である」。
これは、キューバのヘルミニオ・ロペズ・ディアズベトナム大使がVOV=ベトナムの声放送局のインタビューに応えた祭に述べた言葉です。
(写真:ロイター)
大使は、「フィデル・カストロ議長がキューバに貢献したのは多大である。民族独立のため野の闘争だけではなく、無料教育や、無料医療などをはじめ公平な社会作りにも寄与した」とし、次のように語りました。
(テープ)
「これは全世界が承認した重要な成果で、キューバが高い社会安全保障指数を達成するための条件です。特に、フィデル・カストロ議長は国際社会におけるキューバの地位向上にも貢献しました。」
ベトナムにとって、フィデル・カストロ議長は特別な感情を抱いていました。1973年9月、ベトナム戦争が終結していなかったものの、フィデル・カストロ国家評議会議長はベトナムを訪問し、戦争時にベトナムを訪問する唯一の外国の指導者となりました。
当時、ベトナム民族解放戦線の旗を掲げるフィデル・カストロ議長の姿はベトナムの軍隊と国民にとって大きな励ましと見られました。1995年12月と2003年2月に、フィデル・カストロ議長は第2回と第3回のベトナム訪問を行いました。
これに関し、ディアズ大使は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム訪問の度に、フィデルはベトナム国民の暖かい気持ちを実感しましたが、これも彼が両国関係を促進捨てきたことの原動力となりました。首相や、国家評議会議長などを務めたときも、退職した後も、フィデルはいつもベトナムとの関係を促進し、それを国際的模範にしたい意向を示しました。」
このように語ったディアズ大使は、「フィデル・カストロ議長とホーチミン主席はキューバとベトナムのシンボルとなっている。今後も両国関係が着実に発展していく」と強調しました。