サウジと米国、スーダンの対立勢力双方に停戦合意延長呼びかけ

(VOVWORLD) - サウジとアメリカは現在の「不完全に見える」停戦状態を注視しつつ、人道支援を可能にするため停戦の枠組みを再構築するよう求めています。
サウジと米国、スーダンの対立勢力双方に停戦合意延長呼びかけ - ảnh 1給水所から水を家に運ぶ人々=AFP

サウジアラビアとアメリカは28日発表した共同声明で、スーダンで対立が続く軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」に対して停戦合意を延長するよう呼びかけるとともに、双方が国際的な支援を妨害したり、事態をさらにエスカレートさせようとしていると非難しました。現在の停戦期間は29日夜までです。

サウジとアメリカは現在の「不完全に見える」停戦状態を注視しつつ、人道支援を可能にするため停戦の枠組みを再構築するよう求めています。

両国は声明で「人道支援の提供と生活に必要不可欠なサービスの再開を著しく妨害する停戦違反行為が双方によってなされた」と指摘しました。軍とRSFが人道支援促進を目指して情勢を落ち着かせると伝えながら実際にはさらに悪化させる態勢を取っていると述べ、空爆、軍による医療物資の徴発、RSFによる民間建物の占拠と略奪といった具体的な問題を挙げました。

RSFは停戦合意を延長する可能性について議論する用意があるものの、軍側の真剣さと意思の固さを試す意味で現在の停戦状況の監視を続けているとコメントしました。

一方軍は、停戦合意延長の可能性を検討しているところだと述べました。(ロイター)

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