ジュネーブ協定 ドイモイ刷新時期におけるベトナムの外交の原動力
(VOVWORLD) - 今日7月21日は、1954年、ベトナム戦争の休戦と平和回復に関するジュネーブ協定の締結70周年となります。専門家によりますと、ジュネーブ協定は貴重な教訓をもたらし、ドイモイ=刷新時期におけるベトナム外交の推進力となっています。
写真撮影:Son Tung
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ベトナム外交学院のズオン・バン・クアン元院長は「ジュネーブ協定の交渉期間中、講じられた柔軟かつ賢明な外交戦略は、ドイモイ刷新時期において『竹のような外交』政策を発揮させるための基礎となっている」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「竹は柔軟でありながらも強固で、暴風にも耐え、『勇敢・頑強・不屈』というベトナム民族の高貴な精神を示すものです。竹のような外交はジュネーブ会議やパリ会議で活用され、我が国のユニークな外交路線です。柔軟な外交は『不変をもって万変に応ずる』そのものです。国際交渉で、何を堅持し、何を譲歩するかは重要な課題となっています。近年、国際交渉は政治や軍事、国境問題だけでなく、経済や文化、社会に関する課題にもわたっています。」
また、ベトナム外交学院所属外交路線研究所のブ・レー・タイ・ホアン所長は、次のような見解を示しました。
(テープ)
「現在の世代にとって、これらの教訓の意義、価値を正しく理解した上で、今日のベトナム外交政策にどのように活用するかは非常に重要な課題です。これらの教訓のコアバリューを見極め、包括的かつ近代的なベトナム外交の構築に創造的かつ効果的に活用しなければなりません」