シリア首都の教会で自爆攻撃、20人死亡 IS犯行と当局
(VOVWORLD) - シリアの首都ダマスカスにある教会で22日、自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡し、数十人が負傷しました。保健当局や治安筋が明らかにしました。
ダマスカスで自爆攻撃が発生したのは、昨年12月のアサド政権崩壊以降、初めてです。
シリア内務省によりますと、自爆犯は過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーで、教会に侵入して銃撃した後、自爆ベストを爆発させたということです。
また、ある治安筋は、自爆犯を含めて2人が攻撃に関与したとの見方を示しました。別の治安筋によりますと、アサド政権の崩壊以降、ISはシリア国内で教会を標的とした攻撃を複数回試みてきましたが、成功したのは今回が初めてだということです。
シリア国営通信は、保健省の情報として、爆発で52人が負傷したと伝えました。
同国のシャラア暫定大統領は、これまで繰り返し少数民族を保護すると述べてきました。
ギリシャ外務省は声明を出し、「ギリシャ正教会での忌まわしい自爆テロ攻撃を断固として非難する」としています。(ロイター)