サッカー欧州選手権準決勝、スペイン対フランス。勝利を喜ぶスペインのラミネ・ヤマル（ロイター）

サッカー欧州選手権（UEFA Euro 2024）は9日、準決勝が行われ、スペインは2-1でフランスに勝利しました。16歳のラミネ・ヤマルが大会最年少ゴールを決め、逆転で決勝進出を果たしました。

試合は前半9分、キリアン・エムバペのクロスからランダル・コロムアニがヘディングシュートを決めてフランスが先制しました。しかし、スペインはここまでの5試合で1失点しかしていない相手から4分間で2ゴールを決め、逆転に成功しました。

まずは21分、13日に17歳の誕生日を迎えるヤマルがペナルティーエリア外からカーブをかけたミドルシュートを放ちました。これが飛びついた相手GKマイク・メニャンの指先を抜けてゴール左上隅に決まり同点となりました。続いて25分には、こぼれ球を巧みに収めたダニ・オルモが低いシュートを放ち、これが相手DFに当たってネットに吸い込まれました。

ヤマルは見事な同点ゴールについて「ボールを受けた後は、あまり長く考えずにとにかくシュートした」と振り返り、「ただ楽しんでいるし、決勝に行けて誇らしい」と話しました。

欧州選手権で6連勝したチームは今回のスペインが初めてです。次は最多記録を更新する4回目の優勝を懸け、オランダかイングランドの勝者と対戦します。（AFP通信）