タンザニアの指導者との会見や会合で、ズン副首相は「ベトナムはアフリカ諸国、とりわけタンザニアとの関係を重視し、互恵を基礎とする協力関係の拡大を希望する」と明らかにするとともに、経済改革・発展で収めてきたタンザニア国民の成果を祝い、南部アフリカ開発共同体と東アフリカ共同体の安定、協力、連結に対するタンザニアの貢献を高く評価しました。

一方、タンザニアの指導者らはベトナム国民のかつての独立、自由を勝ち取るための闘争と現在のドイモイ＝刷新、発展事業に感嘆しました。双方は各レベルの訪問団の交換や国連をはじめ、国際場裏での連携と支持を強化し、両国企業に有利な条件を作り出すことで一致しました。

この機に、ズン副首相はベトナム・タンザニア企業フォーラムに参加しました。席上、ズン副首相は「両国には協力を強化する余地があることから、両国企業はそれぞれの市場を調査した上で、潜在力と強みを活用し、投資経営を拡大する必要がある」と強調しました。また、ベトナムはタンザニアがASEAN市場に進出するため、架け橋としての役割を果たす意向がある一方、タンザニアがベトナムの製品に市場を開放するよう希望を表明しました。