ゼレンスキー氏、ザルジニー軍総司令官解任

(VOVWORLD) - ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日、軍トップのワレリー・ザルジニー総司令官を解任しました。これは2022年2月のロシアによる侵攻以来、ウクライナ軍指導部で最大の人事となります。
ゼレンスキー氏、ザルジニー軍総司令官解任 - ảnh 1ウクライナのゼレンスキー大統領(左)と握手するザルジニー総司令官=ロイター

後任には、2022年秋に北東部ハルキウ州での電撃的な反転攻勢を指揮したオレクサンドル・シルスキー陸軍司令官が就任する予定です。

ゼレンスキー氏はSNSに、「われわれはきょう、軍の何を変える必要があるか、率直に話し合った。緊急の変更だ」と投稿しました。「ザルジニー大将には、ウクライナ国家のチームの一員であり続けてほしいと申し出た」、「同意してもらえるとありがたい」と付け加えました。

ザルジニー氏は「鉄の将軍」として国民から高い支持を受けており、軍内外から絶大な尊敬を集めてきました。彼は政治的な注目を避けつつ、特に著しい成功を収めた軍事作戦の指揮を執ってきました。

しかし、彼の一連の公の発言が国内の結束に影響を与える恐れがあり、ゼレンスキー氏を悩ませていました。そのため、解任の決定が下されたとみられます。(AFP通信)

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