(VOVWORLD) - 10日午前、ハノイで、ブイ・タイン・ソン外相はベトナムを訪問中のブラジルのマウロ・ヴィエイラ外務大臣と会談を行いました。
席上、ソン外相は「ベトナム・ブラジルの外交関係樹立35週年となる今年、行われるヴィエラ大臣のベトナム訪問は重要な意義がある。ベトナムとブラジルの関係は従来からの友好と平和、協力、発展に関する共通の価値に基づくものである」と強調しました。また、ブラジルはラテンアメリカにおけるベトナムの重要な相手国であると訴え、今後、両国関係が昨年のチン首相のブラジル訪問にあたり、両国の指導者が定めた方向性に沿って発展していくことへの希望を表明しました。
一方、ヴィエラ大臣は「ベトナムはブラジルの重要な貿易相手国である。ブラジルは二国間、および多国間の枠内でベトナムとの多面的な協力を促進したい意向がある」と強調しました。また、ベトナムは来年、ブラジルで予定されているCOP30＝国連気候変動枠組条約第30回締約国会議の開催国、およびG20議長国としてのブラジルの役割を支持するようにとの希望を表明しました。
会談を前に、ヴィエラ氏はエタノールに関するシンポジウムに出席しました。席上、ヴィエラ氏はブラジルがエタノールを含むバイオマス燃料の使用で経験があることからベトナムのエネルギー転換を支援することができると明らかにしました。