タイ洞窟 ダイバーと少年ら 何を話したのか

(NHK)タイ北部の洞窟に入ったあと行方が分からなくなっていた少年ら13人は、10日目の2日夜、全員の生存が確認されました。
タイ洞窟 ダイバーと少年ら 何を話したのか - ảnh 1          (写真:CNN)

タイ海軍が公開した映像は、イギリス人ダイバーが水面から撮影したもので、行方不明になっていた少年らが洞窟の奥の小高くなっている地面に座っている様子が映っています。

ダイバーが「全員で何人いますか」と英語で尋ねると、少年らが「13人です」と英語で答え、ダイバーは「すばらしい」と言って、全員の生存を喜びました。

少年らがダイバーに「外に出られますか」と聞くと、ダイバーは「きょうはできない。私たちは2人しかいない。これからたくさん応援の人たちが来る」と説明しました。

すると少年らは「きょうは何曜日?」と尋ね、ダイバーは「きょうは月曜日だ。君たちはすでに10日間もここにいる。きみたちはとても強いよ」と言って励ましました。

また、少年のひとりは、タイ語で、英語が話せる仲間に「おなかがすいてる」とダイバーに伝えるよう求めました。そして、少年の1人が「うれしいです」と言うと、ダイバーも「僕たちもうれしいよ」と応じ、少年たちは次々と「ありがとう」と感謝の意を表しました。

このあと、少年たちはダイバーに「どちらの出身ですか」と尋ね、ダイバーが「イギリス人だよ」と答えると、少年たちは「おー」と声をあげて、すこし打ち解けた様子も見せました。

イギリスの公共放送BBCによりますと、少年たちを発見しのは、捜索に加わっていたイギリス人のダイバーのジョン・ボランセンさんと、リチャード・スタントンさんだとみられるということです。

2人は、洞窟でのダイビングや救助の経験が豊富なダイバーで、少年たちが行方不明になった3日後から、タイ政府の要請を受けてもう1人のダイバーとともに現地入りし、捜索に加わっていたということです。

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