(写真:TTXVN)
チェコを訪問中のベトナム共産党大衆運動委員会のチュオン・テイ・マイ委員長は16日、チェコ社会民主党、及び、ボヘミア・モラビア共産党の指導者と会合を行いました。
会合で、マイ委員長は「チェコはEU=欧州連合が早期にベトナムとのFTA=自由貿易協定を正式に締結することを支持すること、ベトナムの市場経済体制を認定すること、ベトナム人に対するビザ取得手続きを簡素化させることなどを歓迎する」と述べました。
また、マイ委員長はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海で最近発生した紛争、特に、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が中国が南シナ海で主権が及ぶと主張している境界線「九段線」に関して下した裁定に関するベトナムの立場について、「ベトナムはホアンサとチュオンサ両群島を始め、ベトナム東部海域に発生する紛争を1982年の国連海洋法条約と国際法を基礎に、平和的措置で解決するというベトナムの終始一貫した立場を強調しました。
チェコのこの2の政党は現在発生している紛争の解決策に関して、「平和的措置はいつも第一の選択肢である。関連各側が早期に交渉を行い、紛争を解決するための共通の対策を見出すことを望んでいる」と明らかにしました。