マクロン大統領との会見

フランスのマクロン大統領との会見でチン首相は両国の戦略的パートナーシップの発展を高く評価し、両国に対し、ベトナム・EUの投資保護協定の批准手続きを促進するよう提案しました。一方、マクロン大統領は両国関係の展望を評価し、ベトナムとともに、貿易・投資を中心とする具体的な協力計画を促進すると明かすとともに、「公正なエネルギー移行パートナーシップ」の立ち上げに関する政治宣言の実施に向けてのベトナムの努力と貢献を歓迎し、フランスはベトナムの公正なエネルギー移行を支援すると強調しました。

ナヒヤーン副大統領との会見

アラブ首長国連邦のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン副大統領との会見でチン首相はUAEに対し、ホーチミン市における国際金融センターや国家イノベーションセンターの設立と運営、スマートシティ開発、再生可能なエネルギー開発プロジェクトの実施、ハラール産業の開発を支援し続けるよう提案しました。一方、ナヒヤーン副大統領はベトナム市場の調査や具体的な協力計画の展開を目指し、投資省の指導者と実業家からなる代表団をベトナムに早期に派遣すると明らかにしました。また、「ベトナムとの協力の強化を重視し、ベトナムが再生可能なエネルギー、デジタルトランスフォーメーション、インフラ整備、物流、港湾などの分野で有望な投資先となっている」と強調しました。

他方、イギリスの金融大手HSBCホールディングスのノエル・クイン最高経営責任者との会見で、チン首相はベトナムのグリーン転換に対するHSBCの支援に感謝しました。HSBCのノエル・クイン氏はベトナムがグリーン転換や、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標の遂行に取り組んでいることを評価するとともに、ベトナムの再生可能なエネルギー開発を支援すると確約しました。

さらに、WEFのボルヘ・ブレンデ総裁との会見で、チン首相は双方関係の発展に喜びの意を表明し、WEFのアドバイスを参考にしたので、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、大きなバランスの確保が図られ、今年の貿易黒字が250億ドルに達する見通しであると明らかにしました。一方、ブレンデ総裁は調査結果によると、ベトナムがメキシコ、およびインドとともに、投資家の注目を集めている3か国の一つとなっていると明らかにしました。