チン首相の中東・アフリカ歴訪 新たな発展空間を切り開く
(VOVWORLD) -24日正午、ファム・ミン・チン首相夫妻とベトナム高級代表団は、クウェートとアルジェリアへの公式訪問、及び南アフリカで行われたG20主要20か国首脳会議への出席を終え、帰国しました。
G20首脳会議の第3回討論セッションで発言にたったファム・ミン・チン首相(写真:Dương Giang/TTXVN) |
レ・ホアイ・チュン外相によりますと、チン首相による3カ国歴訪は、戦略的協力の新たな基盤を確立し、パートナーの多様化、そして、企業や地方の発展空間の拡大に貢献したとされています。また、ベトナムが3カ国との関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げしたことにより、クウェート、アルジェリア、南アフリカは、中東・アフリカ70か国の中でベトナムにとって最初の3つの戦略的パートナーとなっています。同時に、ベトナムはそれぞれの国の優先的な戦略的パートナーシップ・ネットワークにおける一環になっています。この機会に、ベトナムと3カ国は、10件余りの協力協定に署名しました。
一方、G20首脳会議については、ベトナムがいずれの多国間フォーラムの輪番議長国でもないにもかかわらず、2年連続で招待されたことは、ベトナムの役割と地位の増大、及び国際社会がベトナムの貢献を重視していることの証となっています。この機に、チン首相は30か国の指導者や国際機関の代表者と面会し、ベトナムの発展路線、現在の開発状況などを紹介しました。同時に、各国指導者や企業に対し、ベトナムの発展の方向性や外交政策に関する政策提言や意見交換を行っていたとのことです。