(VOVWORLD) -25日午後、ハノイ市内の政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを公式訪問中のブルガリアのルメン・ラデフ大統領と会見しました。
チン首相(右)とラデフ大統領(VGP/Nhật Bắc撮影) |
席上、両指導者は、貿易投資分野での協力関係を推進することで一致しました。チン首相は、両国が6つの協力強化策を講じる必要があると提案しました。それらは、代表団の相互訪問を推進することで政治的信頼関係を強化すること、近日中に両国間の貿易取引総額を5億ドルに引き上げるように貿易投資分野での協力を強化すること、教育分野などでの協力を強化すること、相互補完する潜在力のある労働分野での協力を強化すること、国連やアジア欧州会合などといった地域と国際的な場における連携と相互支持を強化すること、草の根交流を強化することです。
ラデフ大統領はチン首相の提案に賛同するとともに、EU欧州連合加盟国に対しベトナムとEUとの投資保護協定の早期批准を働きかけ、ベトナムのIUU=違法・無報告・無規制漁業に対するEC欧州委員会のイエローカードの早期解除を支持すると明らかにしました。
また、両指導者は、締結済みの合意書を含む協力枠組みを効果的に展開し、従来からの分野において協力を推進すると同時に、デジタル化、人工知能、労働、農業、職業安全保障などの互に補完し合う潜在力のある分野において協力を拡大することでも合意しました。
ラデフ大統領はベトナムが東南アジア地域におけるブルガリアの最も潜在力のある市場の一つであると評価し、今回の訪問に同行しているブルガリアの大手企業30社の代表者が来る27日にホーチミン市で開催される予定のベトナム・ブルガリア・ビジネスフォーラムに出席すると明らかにしました。