(VOVWORLD) - 首相の動静を担当する当放送局(VOV)によりますと、11日、政府本部でファム・ミン・チン首相は、任期終了の挨拶に訪れた在ベトナム中国大使館の熊波大使と会見しました。
在ベトナム中国大使館の熊波大使(左)と握手するファム・ミン・チン首相(VGP/Nhật Bắc) |
会見で、チン首相は、両国の友好協力関係、特に2022年10月のグエン・フー・チョン共産党書記長の中国訪問、2023年12月の習近平党総書記兼国家主席のベトナム訪問を含む両国の高級指導者による多くの訪問を成功裏に手配したことに対する熊波大使の貢献を高く評価しました。
この機に、チン首相と熊波大使は、ベトナムと中国の2つのハイレベル共同宣言の具体化と効果的な実施、そして「ベトナム・中国未来共有コミュニティ」の構築推進のための方策について議論しました。
チン首相は両国の関係当局に対し、遼寧省大連市で開催されたWEF=世界経済フォーラムの第15回ニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)への出席および中国の実務訪問に際して双方が達成した合意を早期に展開するとともに、定期的な高級代表団の往来の維持、外交・国防・警察・地方間の協力強化、経済・貿易・交通・観光・草の根交流などの分野での協力推進に力を入れるよう提案しました。
海上問題について、チン首相は、両国の高級指導者が達成した重要な共通認識、ベトナム・中国の「海上問題の解決の基本的指導原則に関する合意」と国際法を厳格に履行し、海洋に関する交渉メカニズムの役割を引き続き推進し、二国間関係の新たな位置づけに従って海上状況を適切に管理するよう求めました。
一方、熊波大使はファム・ミン・チン首相の意見に同意し、両国関係を包括的に深化させ、ベトナム・中国未来共有コミュニティの構築に積極的に貢献するための架け橋としての役割を果たしていくと確認しました。