(VOVWORLD) - 25日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中のアメリカ国務省のチーフエコノミストを務めるエミリー・ブランチャード氏と会見しました。
ファム・ミン・チン首相(右)とアメリカ国務省のチーフエコノミストを務めるエミリー・ブランチャード氏=Dương Giang/TTXVN |
席上、チン首相は、「双方は、ベトナムとアメリカとの包括的な戦略的パートナーシップを実質的に発展させるため、具体的な行動を展開し、その中で、経済・貿易・投資、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、半導体生産、質の高い人材育成などの分野に注力する必要がある」と提案しました。
また、アメリカ側に対し、「ベトナムの市場経済体制を早期に認定するほか、繊維製品や革靴、電子製品などベトナム製品を対象に市場を開放するとともに、農産物や木工製品をはじめベトナム製品に対する反ダンピングや反補助金措置などを撤廃するよう」要請しました。
一方、ブランチャードチーフエコノミストは両国関係の強化に関するチン首相の提案に賛同するとともに、経済開発や、マクロ経済の管理、インフレ抑制などにおけるベトナムの成果を高く評価し、「ベトナムは今後もアメリカ投資家の関心を集めていく」との確信を表明しました。さらに、「アメリカは、経済政策や、世界経済の変動への対応などに関し、ベトナムと経験を共有する用意がある」と明らかにしました。