トゥオン国家主席、第30回APEC首脳会合に出席

(VOVWORLD) - 首脳会合は15日から3日間の日程で行われ、ボー・バン・トゥオン国家主席や、APEC加盟諸国の首脳らが参加しました。
トゥオン国家主席、第30回APEC首脳会合に出席 - ảnh 1APEC首脳会合に参加した各国の首脳ら=TTXVN

現地時間の17日午前、アメリカ・サンフランシスコで、ベトナムや、日本、アメリカ、中国など21か国・地域によるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会合が閉幕しました。首脳会合は15日から3日間の日程で行われ、ボー・バン・トゥオン国家主席や、APEC加盟諸国の首脳らが参加しました。

アメリカのバイデン大統領は17日の締めくくりの演説で、「アジア太平洋の包括的で持続可能な経済を構築するために協力してきた」と成果を強調しました。技術革新が進む人工知能を巡って中国の 習近平国家主席と議論したことも明かし、リスクの最小化や安全な利用に向けて協調するように呼びかけました。APECは人口で世界の約4割、GDP=国内総生産の合計で約6割を占めています。

首脳会合では、貿易・投資の円滑化や、脱炭素化、食料安全保障などが議題となりました。日本側は各国の経済やエネルギー事情の違いに応じた多様なエネルギー移行の推進を強調しました。重要鉱物の安定供給に向けたサプライチェーン(供給網)強化や、WTO=世界貿易機関改革の必要性などの立場を伝えましたた。ロシアのウクライナ侵略を終結させる重要性にも言及しました。

トゥオン国家主席、第30回APEC首脳会合に出席 - ảnh 2ボー・バン・トゥオン国家主席

会議で発言に立ったトゥオン国家主席は、「今後、APECは貿易・投資の自由化・円滑化プロセスにおける成果を発揮させ、加盟諸国を支援する枠組を作るとともに、成長促進、能力向上、科学技術の応用、インフラ整備、人材育成、デジタルトランスフォーメーション、グリーン転換、試練への対応能力の向上などに力を入れる必要がある」と訴えました。トゥオン国家主席がベトナムが2027年のAPECの活動を主催すること提案したのに対し、APEC首脳らが歓迎の声を上げ、支持しました。

同日、首脳会合が首脳宣言を採択して閉幕しました。首脳宣言は全会一致が原則で、参加国の意見が対立するロシアのウクライナ侵略や中東情勢には言及せず、かろうじて結束を保ちました。

17日夜、トゥオン国家主席は帰国の途につき、今回の外遊を成功裏に終えました。

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