トルコ ロシアと近く首脳会談も情勢は緊迫

(VOVWORLD) -内戦が続くシリアで、アサド政権と反政府勢力を支援する隣国トルコとの軍事衝突が続く中、トルコとアサド政権の後ろ盾のロシアが近く首脳会談を開催することで合意しました。全面的な戦闘を避けることができるのか、情勢は緊迫しています。
トルコ ロシアと近く首脳会談も情勢は緊迫 - ảnh 1         (写真:TTXVN)

シリアでは、北西部のイドリブ県でアサド政権が反政府勢力を支援するトルコ軍の部隊を空爆して兵士33人が死亡し、これにトルコ軍が報復攻撃に乗り出して、正規軍どうしの全面的な戦闘への懸念が強まっています。

これを受けトルコのエルドアン大統領は28日、アサド政権の後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領と緊急に電話で会談し、近く首脳会談を開催することで合意しました。

ロシア大統領府によりますと、来月5日か6日に首脳会談をモスクワで開く方向で調整しているということです。

ただトルコ側は、アサド政権に対する報復攻撃を続ける構えで、アサド政権側も28日、外務省の声明で「テロリストを支援している」とトルコを強く非難し、双方とも対決姿勢を崩していません。

シリア北西部では、およそ95万人が家を追われ、戦闘の拡大で人道危機がさらに深まることも懸念されています。

トルコとロシアの首脳会談で停戦などの打開策で合意し、全面的な戦闘を避けることができるのか、情勢は緊迫しています。

ご感想

他の情報