トルコのエルドアン大統領（写真：AFP/TTXVN）

トルコ与党・公正発展党（AKP）のオメル・チェリク報道官は3日、同国が主要新興国による「BRICS」への加盟に向けて具体的な措置を取っていないものの、「手続きは進行中である」と発表しました。

BRICSには現在、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカに加え、エチオピア、イラン、エジプト、アラブ首長国連邦（UAE）が加盟しています。特にロシアと中国は、西側諸国の経済的優位に対抗するために、グループのさらなる拡大を模索しているとされています。もしNATO加盟国であり、欧州連合（EU）加盟候補国でもあるトルコがBRICSに参加すれば、外交上の大きな成功とみられる可能性があります。

チェリク報道官は記者団に対して、「（エルドアン）大統領はBRICS加盟の希望を繰り返し表明してきた。この件に関するわが国の要望は明確である。この枠組みの中で手続きが進んでいるが、現時点では具体的な進展はない」と述べました。（ロイター）