(VOVWORLD) - 12日午後、カンボジアを訪問中のトーラム国家主席はカンボジア人民党党首であるフンセン上院議長と会談しました。
席上、両者はこれまで達成されてきた両国の協力の成果を評価するとともに、「かつての民族解放事業と現在の建設発展事業に対する相互支援や団結を重視している」と強調しました。フンセン議長はポルポト政権の大虐殺からカンボジア国民を救い出したベトナムの支援と犠牲に感謝の言葉を述べました。
また、両者は今後、双方関係の力強い発展を目指し、両国の党、国家の指導者が達成した合意書を精力的に実施し、若い指導者、青年の交流を促進するとともに、経済・文化・科学技術政府合同協力委員会の活動を強化することで一致しました。
さらに、国防・安全保障協力を包括的に発展させ、いかなる敵対勢力にも自国の領土を利用して、他国を破壊しようとすることを許可せず、自国の安全保障を他国の利益として見なすという原則を堅持すると訴えました。
そして、ベトナム・カンボジア関係の歴史的価値を強調し、両国国民、中でも若者に両国の友好と包括的な協力関係への理解を深めてもらうため、啓発活動を刷新・多様化する必要があるとしています。
両指導者はベトナム・ラオス・カンボジアの協力関係を強化し、3か国の首相、国会議長、公安・国防・外務大臣などの会合を効率化することで合意しました。