トー・ラム書記長 新たな外交方針を論文で表明

(VOVWORLD) - ベトナムは現在、独立獲得から80年、ドイモイ=刷新政策の開始から40年という節目の時期を迎えており、今回の論文はこうした歴史的な転換点における国家の外交戦略を内外に示す重要なメッセージとなっています。
トー・ラム書記長 新たな外交方針を論文で表明 - ảnh 1ベトナム共産党のトー・ラム書記長

ベトナム共産党のトー・ラム書記長は18日、「新たな高みで全面的な対外活動を推進する」と題した論文を発表し、今後のベトナム外交の基本方針を明らかにしました。

ベトナム共産党は先月、第14回党大会を開催しました。トー・ラム書記長はこの大会を「民族の新時代への扉を開く歴史的な節目」と位置づけ、外交政策を国家の最重要課題の一つとして推進していく考えを示しました。

論文の中でトー・ラム書記長は、ベトナム革命の歴史を振り返りながら、「強固な外交政策なしに発展した強大な国家は存在しない」と強調しました。そのうえで、「今日の世界において、各国の安全保障と発展は、世界の影響から切り離して考えることはできない」と述べ、外交の重要性を訴えました。

今後の外交方針についてトー・ラム書記長は、四つの柱を掲げました。国家・民族の利益を最大限に確保すること、平和・独立・自主を基盤とすること、国民をすべての政策の中心に置くこと、そして国際社会への貢献を責任として捉えることです。

また、今後の具体的な重点課題として五つの方向性を示しました。第一に、ベトナムにとって有利な国際情勢を形成すること。第二に、外部からの資源を獲得し、新たな発展空間を切り開くこと。第三に、国際法に基づく公正・平等な国際秩序の維持に貢献すること。第四に、歴史と文化に裏打ちされた「ソフトパワー」を一層発揮すること。そして第五に、現代的で専門性の高い外交体制を整備することです。

さらにトー・ラム書記長は、ベトナム外交の基本姿勢として、「気概と英知を羅針盤とし、信頼と責任を協力の架け橋とし、友好と法の支配を価値の拠り所とする」と表明。平和・独立・自主の路線は、自国民のために豊かで強い国を築くためだけでなく、地域の安定と国際秩序の維持に貢献するためのものだと強調しました。

論文の結びでトー・ラム書記長は、建国の父ホー・チ・ミン主席の言葉を引用しました。「私の最後の願いは、党全体・国民全体が団結して奮闘し、平和で統一された独立・民主・富強なベトナムを建設し、世界の革命事業に相応しい貢献を果たすことである」——。この遺志を実現するため、ベトナム外交は新たな高みへと踏み出すと、強い決意を示しました。

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