トー・ラム書記長（左）とシンガポールのターマン・シャンムガラトナム大統領（写真：Thống Nhất/TTXVN）

シャンムガラトナム大統領は、両国の関係を包括的な戦略的パートナーシップへと格上げしたことにより、二国間関係の新たな章が開かれたと強調しました。また、ベトナムの急速な発展に対する印象を振り返り、ベトナムが引き続き地域で最もダイナミックな経済の一つとしての地位を維持し、国際的な地位をさらに高めていくとの確信を表明しました。

これに対し、トー・ラム書記長は、シャンムガラトナム大統領の見解に賛同し、両国がASEAN＝東南アジア諸国連合加盟国とも連携しながら、外部からの課題に対応するための自力・自強の能力を高める必要があると述べました。また、新たに確立された包括的な戦略的パートナーシップの実施に向けた大方針と具体的な措置について意見を交わしました。特に、科学技術協力、イノベーション、デジタル変革とエネルギー、データ連携、半導体チップ生産、新技術、人工知能などの分野において、両国が地域をリードするパートナーとなることを目指す考えを示しました。

同日夜、シンガポール国立大学のヨン・シュー・トー劇場で、トー・ラム書記長夫妻は、シンガポール公式訪問を記念した歓迎コンサートに出席しました。

さらに、トー・ラム書記長は、シンガポールの元首相であり、現在は上級大臣・PAP＝人民行動党の上級顧問を務めるリー・シェンロン氏、および上級大臣兼国家安全保障調整大臣のテオ・チーヒエン氏と個別会見を行いました。